決算月の3月

皆さんこんにちわ!!
今月の3月は上場企業も含めて決算という1年の締めくくりの月です。
1年間の勝敗が決まる月です。
各社が数字をあげるために必死になる時期でもあります。

今期はコロナの影響もあり、本当に先行きの見えない中で戦いを
強いられた期でしたが、社員の頑張りのお陰で勝ちパターンで着地できそうです。
この場をお借りして社員の皆さまに感謝申し上げます。

今期を振り返ってみますと、本当に大変な事の連続でした。
自身の説明不足から一昨年は社員が一斉に辞め、大阪の営業所で残ったのは2人だけ
会社では普通に振舞ってはいるものの、内心は尋常ではない訳です。
今期の始まり、つまり去年の4月までには元の状態に戻すと着点を決め、人の募集の文章決め、
面接から採用、更に未経験者にはトレーラ運転の指導まですべて1人でこなしていました。

気が狂うぐらい忙しく、この時ほど1日の短さを感じた事はなかったですね。
しかし長であるが故に弱みを見せれない立場で、やって当たり前と思われている訳です。
ここで負けるわけにはいかないと、自分で自分を奮起するのですが
自身も1人の人間である以上、愚痴の一つも言いたくなる訳です。笑

1人になった時には恐ろしいぐらいの孤独感が襲ってきて、心の中の自分とリアルの自分が戦うのですが
「こんな大変な目に合うぐらいならやめといたほうが良かったではないか?」「お前は社員を惑わせて何をやっとるんや!」
というような後悔めいた言葉も浮かんできて、もう頭の中は色んな事を考えすぎてグルグル回って
マイナスの自分が心の中を支配しようとするのです。

しかし、自身が目指す会社像は既にカラー映像で頭の中に描けていた事もあり、心の中から湧き出てくる微かな良心を頼りに
マイナス心を跳ね除け、その1点の目的地を目指して目もくれずに、がむしゃらに進みました。

新しい方と一期一会で出会い、面接を通して自分の目指す会社像を語り続けました。
そんな私の語りに共感していただけた方が今期入社してくれた仲間たちです。

その仲間を一人前にするべく、走り回る日々、早く元の状態に戻さねばという焦り
そういう頼りない社長の健気な姿を見て、哀れに感じていただけたのか、当時残ってくれた社員から「社長!一緒に頑張りましょうね!」と
声をかけられた時、「ありがとう!!」と言いながら目頭が熱くなり、込み上げてくる涙をこらえきれず、慌てて自分の車に駆け込んで
隠すのに必死でした。

些細な事だけれども私にとっては最高の勲章をいただいた気分でした。
本当に社員である仲間に守られ、お得意様に守られ、仕入先に守られ、私はなんと幸せ者なのだろうと感謝が込み上げてきました。

今期を振り返って思いましたのは、苦難、困難、災難が起きない人生は、無難な人生と言いますが、現実にこんな人生を送れる人は皆無で
実際には、苦難、困難、災難が起こるのが当たり前で、人生には難が必ず有るわけですから有難で、いわゆる”ありがとう”有難うと書くわけです。
苦難、困難、災難が襲ってくるたびにそれらを乗り越えて生きる力を強くしていただける。

この事を昔の人は、自分を困らせる事象が発生する度に、強くしてもらえる事が有難し!ととらえて”ありがとう”と言った訳ですから
今期は本当にコロナも含めて、苦難、困難、災難を経験をさせていただき有難うございましたと申し上げたいです。
最後に、仲間の事を少しでも心配してあげる事を思いやりと言いますが、この思いやりが充満するような会社をこれからも目指していきますので
何卒、よろしくお願いいたします。

私と関わる全ての皆さまに感謝!!